「海と愛が織りなす幸せなひととき♡鎌倉最高級「カフェ・ゴンドラ」で過ごすデートの優雅な時間！」

「カフェ・ゴンドラ」は鎌倉市で人気の高級喫茶店だ。最上階に位置する座敷からは、湘南の海を一望できる。店内は深い色調の木目が印象的で、シックで上品な雰囲気だ。

主人公の小春は、大学生でひとり暮らしをしている。大好きな彼氏・翔太に誘われ、彼の大好きな喫茶店へとやってきた。店内でしばらく待っていると、店員さんが彼らを案内してくれた。

名前は「珈琲」という変わった名前の店員さんで、声がすごく低いのが印象的だった。小春は、彼がアイドル歌手の「COFFEE BOY」にそっくりだと、思わず声を出してしまった。

彼女たちの席にやってきた珈琲さんは、「COFFEE BOY」の歌をたった一人で熱唱した。翔太は大喜びで、小春も驚いた様子だ。

しかし、その後の珈琲さんはいつもよりべそをかいてしまったり、ついうとうとしてしまったりと、どうも体調が悪そうだった。翔太も心配そうに見ていた。

しばらくして、珈琲さんが「あのう、私その、体調が優れなくて…」と言いかけたところ、突然客席からなにかが飛んできて、珈琲さんの顔面に命中した！

翔太は唖然とする中、小春は、見覚えのある人物を見つけた。それは、「COFFEE BOY」のファンで、突然珈琲さんに実際の「COFFEE BOY」と間違えられた人物だった！

小春は、そのファンに制裁を与えると、珈琲さんを連れてその場から逃げ出した。コーヒーの香りに包まれた彼女たちは、その日の出来事を二人で笑い合った。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：10
悲しい：1
夢がある：4
怖さ：1
合計点：22