【衝撃！人気ケーキ店2位の勝者は⁉】札幌市で話題沸騰の小説で大人気の「パティスリーラネージュ」。その美味しさにやっと応えた”1位”とは⁉ブログ人気者がキャラメルマカロンを食べながら独自調査！

2位のパティスリーラネージュを取り上げたマスコミ記事が出版され、札幌市内のケーキ店に多くの人が足を運ぶようになった。主人公の山形絵里子（やまがたえりこ）も例外ではなく、週末にはいつもより長い行列が目の前に広がっていた。

ある日、山形はパティスリーラネージュの前で、キャラメルマカロンを食べながら、横にいた男性と目が合った。その男性は急に山形を指差し、「君が食べているケーキは、もっと美味しい店があるよ」と言った。男性はその言葉を残して去っていったが、山形はその言葉を信じて新しいケーキ屋を探し始めた。

やがて山形は、パティスリーラネージュより美味しいケーキがあるという「シェリエール」という名前の店を見つけた。シェリエールは、外観も内装も地味で、通り過ぎてしまうほどの小さな店だったが、山形はシェリエールのケーキに感動した。しかし、それはあくまでも山形の感想であり、それを周りの人々に伝えるのは難しかった。

そんな中、情報誌に新しいケーキ屋の記事が載り、1位は「ジュリアン」という店だった。記事を読んだ山形は、早速ジュリアンへと向かった。店の前には長蛇の列ができており、山形は並びながら先程の男性に出会ったことを思い出した。男性が指摘した店は、誰が食べても美味しいと評判の高い店だった。

やがて山形は店に入り、ジュリアンのケーキを口に入れた。その瞬間、山形は思わず目を瞑ってしまった。ジュリアンのケーキは、蜜のような甘さと、ほのかな塩気が混ざり合った、まるで芸術品のような味だった。周りから「どう？」と聞かれた山形は、うっとりと答えた。「美味しい。」

実は山形の口から飛び出した”美味しい”の一言が、ジュリアンをさらに有名にすることとなった。それが、この街で最も人気のありえないほど美味しいケーキ屋であることが、次のマスコミ記事にも取り上げられるまでに至ったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：0
夢がある：5
怖さ：0
合計点：13