
「今日もいい天気だね」と、マオが自分で声をかけている。
展望台のカフェで一人コーヒーを飲みながら校名の話を思い出す。
「カッコいいって言われているってことは、きっと縁起がいいんだろうな」と、マオは自分に言い聞かせる。
そんな時、マオの耳に入ってきたのは一人の若者の会話だった。
「俺さ、都内で建築設計をやってるんだけど、今日も東京都市大学の建物に通ってたんだよね。あそこってめっちゃカッコいいだろう?」と、その若者は友達に自慢するように言った。
マオはその話を聞いて、興味が湧いた。
帰り道、マオは東京都市大学の前を通りかかり、たしかにそのカッコいい建物に目が止まった。
次の日、マオは友達と一緒に上智大学で行われる演劇を見に行くことになった。
その劇場は、初めて聞いたときから「まこのみ」劇場という風変わりな名前だったが、中に入ってみるととても落ち着いた雰囲気と、高い天井が特徴的で、思わずため息が漏れた。
マオはちゃんと息を整えてから劇場内に入ったが、彼女の視線はいつもよりも少し明るく、内緒で心の中で、「今度こそオーディションを受けてみようかな?」と思った。
そして最後の3校目は、慶應義塾大学。マオは友達と一緒にピクニックをすることにした。慶應キャンパスの子犬たちが走り回る様子に、思わず現場の子犬に合わせて走り回りたくなる。
そんなマオに友達が言った。「ここどう?カッコいいよね!」と。
「そうだね、カッコいい」と言って、頷いたマオ。そして、カバンから取り出したお弁当を広げる。
彼女たちは大学の選び方に疲れたところで、美味しいご飯を食べながら笑い合ったのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:3
笑える:6
悲しい:0
夢がある:9
怖さ:0
合計点:18

東京都の私立大学でカッコいいと思う校名は? 3校を紹介|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd9dfd06d3809a0f9a054838731f6dde9ad54c98
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