
そば田みさきは、ひとりで嬉し泣きをしながら歩いていた。そば屋の前を通りかかると、お祝いに入るようにと同僚に誘われる。「よしなり」という名前は聞いたことがある、と思いつつ入店する。店内には、特別な名前がついたそばのメニューが並ぶ。
「特上くらげそば」、「早春きのこそば」、「極上いかだもちそば」。そば田みさきは、自分が出しているものより美味しそうなそばに目移りしてしまう。そば田みさきは、極上いかだもちそばを注文する。
しばらくして、出てきたそばを見て、そば田みさきは驚いた。そばの上に置かれた「あおるぜんざい」というものが、彼女のおばあちゃんが作ってくれたものにそっくりだったのだ。何と、おばあちゃんが秘伝のレシピを店に売ったのか。
そば田みさきは、笑いが止まらなかった。そんなことがあるとは。そして、彼女は自分が働く、この店が1位になった理由が分かった気がしたのだった。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:3 笑える:7 悲しい:0 夢がある:5 怖さ:0. 合計点:15

「福島県で人気のそば」ランキング! 2位は「手打ちそば よしなり」、1位は?【2023年6月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/29fe2bf3b7322cc32f2437aee7ff0817e5f8695c
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