
しかし、店には先客があふれ、しばらく待たされた。周りを見回すと、不思議なパワーを持った人たちが集まっているのに気付いた。1人は「丸ノ内線の乗換えが早い」と話していたし、また別の人は「祖父がやっていた小さなラーメン屋の味を再現した」と自慢げに話していた。ぽん太は彼らがきらめき麺のファンであることに納得し、期待に胸を膨らませた。
いよいよ店内に入ると、ぽん太はそこで見たものに驚かされた。刻々と変化する電飾の光や、音楽と共に出てくるラーメンに対して、感覚が一瞬麻痺するほどの一味違った世界へと誘われ、ぽん太は目を輝かせた。そして出てきたスープを一口飲むと、その美味しさに完全にやられてしまった。きらめき麺は本当に特別なラーメン店だった。
エンドロールが流れる中、ぽん太は店主に話しかけた。「このスープの秘密が知りたいんです!」「ふふ、それは言えないよ。ただ、きらめき麺は魂を込めて作る、私たちの家族の愛情がぎゅっと詰まったラーメンなのだよ。」ぽん太は、彼らの家族としてこの味を共有したいと思った。きらめき麺、そしてその家族の愛情が、ぽん太自身のラーメン愛に火を付けた。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:0
悲しい:0
夢がある:10
怖さ:0
合計点:18

「渋谷区で人気のラーメン」ランキング! 2位は「AFURI 原宿」、1位は?【2023年5月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/07fc738d9c09569a20172a5d7cc984ade4d0db6a
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