「ゲーム中毒者のドラゴン幻覚に共感！異世界ファンタジーで夢中になる日々」

『ゲーム中毒』

主人公・太郎は、普段は地味な会社員。しかし、ゲーム中毒者として有名で、毎晩『ファンタジー王国』に浸っていた。ある日、やりすぎでリアルでも幻覚を見るようになり、会社でも天井に浮かぶドラゴンを見るように。周囲からは病気だと言われていたが、太郎には魔法を受けたかのように楽しかった。

ある日、『ファンタジー王国』のプロデューサー・妖精ジュリアンから、太郎に特別イベントの招待状が届いた。それは現実とゲームが繋がる超ビッグイベントだと言われ、太郎はワクワクしながら参加することに。

現地に着くと、太郎はビックリ。そこには、天井から浮かぶドラゴンや、壁を這う大蛇、空を飛ぶ妖精たちが、いつものゲームの世界そのままに実現していたのだ。そして、太郎は自分が魔法を使えるようになったことを知る。

イベント中、太郎は美少女プレイヤー・ユキ結と出会い、お互いに惹かれ合っていく。だが、ユキ結は実はプロデューサー・ジュリアンの手下で、太郎を騙していたのだ。そして、ジュリアンは太郎を消しにかかる。

しかし、太郎は自分が魔法を使えることに気づき、ジュリアンを相手にバトルをする。太郎が魔法を使い、周りの妖精や魔法獣たちが応援し、ついにジュリアンを撃退する。

イベント終わりに、太郎はユキ結に裏切られたことを知るが、それでもゲームの中の冒険のように楽しかった、と思うのだった。

【感想】
感動的：5 笑える：7 悲しい：3 夢がある：9 怖さ：2. 合計点：26

ゲーム好きな人にはたまらない、不思議な世界が広がるストーリーでした。太郎が現実でも魔法を使えるようになったときの感動や、ユキ結に裏切られたときの悲しみが描かれていて、ドキドキしながら読みました。最後のバトルは緊迫感があって、想像しながら読むとワクワクします。ただ、やり過ぎで幻覚が出るほどゲームをするという設定は、少し恐さを感じました。でも、最後に太郎が「楽しかった」と思うシーンで、雰囲気が変わったのが良かったです。