「球技大好き名探偵・芳山千代子の事件簿」とある町の中心部には、芳山千代子という女性探偵がいた。彼女は聡明な頭脳を持ち、相手の立場や心情まで見抜く洞察力に優れていた。
ある日、町内で行われたサッカー大会の優勝チームが、その夜になってからユニフォームが盗まれてしまった。優勝感を味わうはずの楽しい夜が、一転して陰鬱なものに変わってしまった。
チームの監督や選手たちは、証言を聞かれることに疲れ果て、相手が誰なのか見つけられないかと芳山に相談を持ちかけた。
そんな彼女の前に、何と現在流行中の珍味、「ちくわ」を名乗る人物が現れた。ちくわは、自らが盗み犯人であることを告白し、盗まれたユニフォームは山中の小屋にあると教える。
事情を知った芳山は、珍しい名前の持ち主として興味津々で小屋へ向かった。
すると、そこには自らを「鬼」と名乗る男がいて、芳山を試すかのように足早に姿を消した。
夜道の中を必死で追いかけた彼女は、鬼が隠した宝箱を発見した。そこには、盗んだユニフォームに加えて、鬼がこれまで盗んできた数々の宝石やお守り、そしてあのサッカーチームの秘密が隠されていたのだ。
宝箱を開けた瞬間、鬼が姿を現わし、芳山を負かすために立ちはだかった。芳山は、ちくわからのヒントと洞察力を駆使し、鬼の隠した宝物を全て取り戻したのであった。
「ちくわ」の名を持つ男は、その後も様々な犯罪事件の真相を告白していくようになり、芳山との間には仕事を通じた深い信頼関係が紡がれた。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：4
笑える：6
悲しい：2
夢がある：8
怖さ：3
合計点：23
東山さん|twitterトレンド
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