「恋の調和　花火の音とともに運命を感じた夏の夜」

「花火の音」

短編小説

名前：小峰 志穂（こみね しほ）

ジャンル：ラブロマンス

志穂は浴衣を着て花火大会にやってきた。夕方から待ちぼうけをくらい、やっとの思いで会場に着いた。彼氏と一緒に花火を見たかったけれど、偶然手違いで別々の場所に立たされてしまった。彼氏から「花火の音を聞いているから、合わせてみて」とラインが届く。そこで志穂は愛しい彼の声と花火の音のリズムを合わせて楽しんだ。

しかし、しばらくして志穂は彼氏の顔が違う男と笑顔で話しているのを見つけた。何度か呼びかけても気づいてもらえない。携帯から届くメッセージは荒々しくなっていく。焦れば焦るほど、心の中で消えない花火の音が鳴り止まない。

その瞬間、志穂は自分の気持ちに気づいた。花火の音が自分の中で響いて、絡み合うように彼氏への想いが募る。そして、彼女は大胆に彼の元へ向かって走り出した。

彼氏に降りかかる怒りと罪悪感。すれ違う人々の興味と視線。そして、二人だけの会話を乱す花火の大音量。色とりどりの光が女心を揺らし、人の心を震わせる。

「私たち、仲直りしたいよね？」

結論（オチ）：彼氏とのケンカを乗り越えた志穂は、花火の音が鳴り止まない中で彼氏と仲直りをした。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：0
悲しい：2
夢がある：8
怖さ：0
合計点：16