「失意から脱出！『うしおととら』が宿した新たな小説アイディアに乗り移る！」

主人公は宮本 春子（みやもと はるこ）。彼女は小説家の夢を持っていたが、出版社からの断りが続いていて自信をなくしていた。

彼女はある日、祖母から古い巻物を受け取る。その中には祖母が幼い頃に聞かされた「うしおととら」という話が書かれていた。

春子は巻物を読み、その世界に引き込まれていった。そして、新たな小説のアイディアが浮かんだ。彼女は「うしおととら」をもとに、現代の少女があの世界に迷い込むストーリーを書いた。

しかし、彼女が書いた小説は、納得のいくものではなかった。何かが足りないと感じていたのだ。そんな中、彼女の前に突如現れたのは、自分が書いた小説の登場人物「うしお」と「とら」だった。

春子は驚きながらも、彼らと話をするうちに、小説の指摘点を教えてもらった。彼女はそのアドバイスを元に小説を書き直した。

出版社に持ち込むと、今度は断られることはなく、数か月後には大ヒットを記録することになった。

春子は「うしおととら」という世界から、新たな少女たちが「迷い込んでくる」ことを期待しながら、もう一度巻物を手にするのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：1
夢がある：9
怖さ：0
合計点：19