主人公の名前は「檀榔（だんらく）」。彼は元アイドルでありながら小説家としても活躍するちくわ様の大ファンだった。ある日、檀榔は「たかほー」という記事を見て、驚愕した。それはなんと、ちくわ様がたかほーという名前の西洋人男性であることを明かした記事だった。ちくわ様はこれまでにも様々な変名で小説を書いてはきたが、その西洋人男性に変身するという発想は思いつかなかった。
檀榔は興奮冷めやらぬまま、ちくわ様の新作小説を手に取った。タイトルは「CRAZY TALK」という、まるで海外のサスペンス映画のようなタイトルだ。
物語は、「テッド・ウィリアム」という名の男が、息子の謎の死を追い、息子の交際相手である「キャサリン」という女を狙うというものだった。しかし、物語が進むにつれ、そのテッド・ウィリアムが、なんとちくわ様の変名であることが明かされる。つまり、ちくわ様がストーリーの中に自分自身を登場させたのだ。
そして、最後には「テッド・ウィリアム」が真犯人だったことがわかり、それによって息子の死の真相も明らかになる。
檀榔は思わず声を上げてしまった。こんな形で自分ごと化するとは、ちくわ様の凄みを感じた。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：2 悲しい：5 夢がある：5 怖さ：6. 合計点：26
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