「異世界ロマンス『日経3万』の影響？　謎の鉄仮面男がチップを売る店に大行列！」

「日経3万」という数字が報じられた日、東京のビルの一角には、コンビニの品揃えを超える豊富な商品を扱う店舗があった。その店には、今日も多くの客がやってきた。彼らは全員、名前のない鉄仮面をかぶったままである。そして、店のオーナーである「タイムスリッパー」と名乗る男に、自分たちの思い出を封じ込めた「チップ」を買っていた。

店を出た主人公、ミカエルは、一緒にいた幼馴染のトンタクと共に、チップに封じ込められた思い出について話始める。すると、トンタクの思い出の中には、ミカエルへの思いが込められていたことが判明する。

互いに気持ちを確かめあった2人だったが、この日からトンタクは店に通うようになり、ひとりスリッパーの話を聞かされていた。そして、ある日、トンタクが店にやってきた時「この店に来てしまった」と話すが、どうやらトンタクの兄貴が実はスリッパーであり、トンタクはその道具を勝手に使ってしまい、時空を歪める事件を引き起こしてしまったようだ。

結局、2人はスリッパーによる歪んだ時空を元に戻すため、同店に通いつめ、人々の思い出から得た情報をもとに事件の元凶を割り出すことに成功する。

『タイムスリッパー』と名付けられたこの事件を書き留めるミカエルとトンタク。彼らは新たな冒険に出発していくのだった。

感動的：8　笑える：2　悲しい：2　夢がある：10　怖さ：2。　合計点：24。