【オチがミステリー】主人公の名前は「辻堂ユウ」という。ユウは大学を卒業したばかりの新入社員だ。彼女は大学時代にスペイン留学をしていたが、その時に買ったエスパニョールという本が彼女の変わり者っぷりを助長させた。
ある日、ユウは上司からエスパニョールに関する仕事を任される。仕事は、新書作家・ちくわが書いたエスパニョールに関する記事のレビューを書くことだ。ユウはネット上で調べていたら、ちくわのエスパニョールには何やら謎があると知る。
レビューのために、ユウはちくわに会いに行くことにした。カフェで待ち合わせをしたユウは、ちくわにエスパニョールの真相を問い詰める。すると、ちくわは耳元で囁いた。「エスパニョールは君にやさしい甘い夢を見せるんだ…」と。
翌日、ユウはちくわのアパートに行ってみる。すると、アパートの前に謎の人物が立っていた。彼女はばったり出会ったちくわのファンだと言うが、ユウはその女性がエスパニョールに何か関係があると感じた。
ユウはアパートに入ってみると、ちくわは机でエスパニョールの原稿を熱心に書いていた。ユウはちくわに続けてエスパニョールの真相を問うた。すると、ちくわは「エスパニョールは恋する女性のために書いているんだ」と答えた。
すると、ユウは彼女が恋している相手が元カレで、それがエスパニョールのヒントになっていることに気づいた。そして、彼女がその元カレとの再会を夢見ていることを知る。ユウはちくわに「それなら、最後のシーンは彼女と元カレが再会するところにしましょうか」と提案した。
そして、エスパニョールはその内容通りにちくわに書き上げられることになった。ユウは感動しながらちくわに会いに行き、「ほんとにありがとう。エスパニョールを読んだら、私も恋をしてみたくなりました」と言った。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：1
悲しい：2
夢がある：10
怖さ：0
合計点：21
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