夏の日差しを浴びながら、主人公の千鳥が並木道を歩いていた。突然、「なーいーかーら」と大きな声が響き渡った。千鳥は振り返ると、従姉妹の居住地である太平洋沿岸の村から来た友人の、ちーちゃんが走り寄ってくるのを見つけた。ちーちゃんは、主人公と一緒に本を読んだり、映画を見たりすることで一緒に過ごす時間が好きだ。その日は、海岸で一緒に食事をした後、ふたりは砂浜で遊び始めた。
そこでちーちゃんが、昨日見た夢の話をした。夢で出会った人が彼女に「どうしてここにいるの？」と問いかけたと語ると、千鳥はちーちゃんが昨日どこにいたのか尋ねた。すると、ちーちゃんは「勉強のために山の中に行っていたよ」と答えた。聞いた千鳥は、ちーちゃんが山の中で見た夢の人物とよく似た容姿を持つ、村民の誰かが身近な存在と睨み、不安な気持ちになる。
二人が砂浜を離れて、かつてその村で起きた未解決事件の話をしていると、ちーちゃんが遭遇した夢の人物は、その事件で亡くなった人物だったことが判明する。ちーちゃんは殺された人物の霊に会ったのだと思われた。
これを聞いた千鳥は衝撃を受けた。事件が1年半前に起きたが、霊感のあるちーちゃんがこのような体験をするとは思っていなかった。その後、ちーちゃんは事件の犯人が直接、夢で自分に話しかけてくると感じるようになり、ついに事件を解決することに成功する。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：2
悲しい：5
夢がある：9
怖さ：6
合計点：30
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