
藤井は漠然とした恐れを感じながら、新名の待つ出版社に向かった。その中に入ると、目の前に立つ新名は、自分自身と瓜二つだった。新名は、自分のツインソウルを名付けたと語り、藤井の体験を共有しているのだと語る。そして、彼は自分が天才肌であることを自慢し、その天才っぷりに藤井は不安を感じてしまった。
だが、新名と一緒に飲んだ夜、藤井は新名が書く本の裏側を知った。新名は、自殺未遂を繰り返し、自分の中にある暗い部分を書いていることを打ち明ける。それを聞いた藤井は、新名を助けたいと強く思うようになる。そして、新名が執筆する小説の『筆』の主人公を、自分と新名のツインソウルにしてあげることにした。
新名は、そのアイデアを受け入れ、藤井と一緒に楽しく執筆するようになった。そして、新名は自分自身を受け入れることができ、小説も大ヒットした。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:9
笑える:2
悲しい:4
夢がある:8
怖さ:0
合計点:23

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