「私がデザインした私大のキャンパスポスターが話題!大学生活を応援するアイデア満載!」

私立大学に通う夏目愛美は、ある日友人から「大学生活に付き物のアルバイト始めたら?」と提案された。愛美は興味津々で話を聞いた。そのアルバイトは広告デザイン会社での企業イメージ作りだった。

愛美はそのお仕事を始め、いろんな企業の広告展開に携わっていく。そんな中、ある私立大学からの依頼が舞い込んできた。その大学は「私立大学ランキング」で1位争いをしているという関西大学と同率なのだという。愛美はその大学の看板などを作り上げることになった。

しかし、制作を進めていく中、愛美はその大学に対し、なぜか敵対心を抱いてしまう。そして、ある日突然、大学からの依頼を受け入れたことを後悔し、デザインの一部に思わず「大阪のお笑い芸人」と関連したデザインを入れてしまった。

大学側はそれに気づいていなかったようだが、ある晩、愛美は「私立大学ランキング」で自分が手がけた大学の名前が1位に選ばれたことをテレビで見た。しかし、その1位は実は愛美が意図的にやらかしてしまったのだ。愛美はそんな自分の気持ちに苛立った。

「一人で何とかしてください」

業を煮やした愛美は、大学に向けて不安をなくす策を自らのアイデアで出した。それは「大学名に自販機を設置する」というものだ。そのアイデアが周りの承認を受け、大学名の自販機がついに完成した。

その結果、大学はなんと2位に転落。自販機という愛嬌あるアイデアができたことで、大学への愛想も回復し、一方でデザインの失敗を誤魔化すことができた愛美は、これからも真剣に仕事に向き合うことを決めるのであった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的:3
笑える:7
悲しい:1
夢がある:5
怖さ:0
合計点:16

【東海在住者が選んだ】今後発展していくと思う「大阪府の私立大学」ランキング! 第1位「関西大学」と同率だったのは?|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5870aa3f48505b39ff96c5a7be7b98baa1e2810

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