「ミステリーショック！クリスマス・ケーキ材料が未開封で店から盗まれていた！」

ミステリー「探偵・虎鉄シリーズ：消えたクリスマス・ケーキ事件」

主人公の探偵・虎鉄（こてつ）は、クリスマスに発売される予定だった「ブラック＆ホワイトのクリスマス・ケーキ」が消えた事件を解決するため、依頼人のケーキ店に向かった。依頼人は、ケーキを作るために仕入れた材料を店内で確認したところ、まだ未開封のホイップクリームの缶と卵が1つだけ足りなくなっていたと訴えた。

虎鉄は、店内の防犯カメラ映像を入手し、現行犯を狙っていた犯人を特定する。ところが、犯人が実はケーキ店の隣の空き家住人で、自称「クリスマス好きのロマンチスト」だったことが判明する。

犯人は、自分が作ったケーキを、選び抜かれた人たちへ配るという“優しい”行為をしていたが、防犯カメラに映る姿を息子に見られ、自分のしたことが“カッコ悪い”と思われるのが怖かったため、犯行に及んだのだった。

虎鉄は、犯人に諭し、息子が自分自身の心に正直に向き合うように伝える。そして、息子に「君は、きっとカッコいい男になるよ」と勇気づけて事件を解決する。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：0
悲しい：3
夢がある：8
怖さ：1
合計点：17