
刀試合の日がやってくると、式部はすぐさま夜叉を手に入れようと狙いを定める。しかし、刀を振るうたびに津軽の剣はどんどん速く、絶え間なく振るわれる。式部は戦意を喪失しかけ、津軽に夜叉を奪われてしまう。すると、津軽は「お前にはまだ、夜叉を使いこなす資格がない」と言って去っていった。
式部は刀試合の出来事を通じ、腕前だけではなく心の鍛錬が必要だと気づく。夜叉を手に入れたいという欲望から心の持ち方を見直し、自分が本当に大切に思っているものを見つけた。そして、やがて式部は津軽に再会し、正々堂々とした戦いを挑むことになった。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:8 笑える:2 悲しい:2 夢がある:9 怖さ:1. 合計点:22

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