主人公の名前は、ミドリ。彼女はラブロマンス小説を書くことに長けている作家だ。ある日、彼女は偶然にもGWに出かけた写真を見つける。4枚の写真には、旅行客や踊る花火が収められていた。しかし、1枚目の写真に「ツキノワグマ」という風変わりな名前のお土産屋が写り込んでいた。ミドリは「このツキノワグマさんというお店を取り上げたら、面白い小説が書けるかもしれない」と考え、早速ネットで調べてみる。そこには、ツキノワグマさんが常連客の「藤井さん」という人物を訪ねる姿が写真付きで紹介されていた。
ミドリは藤井さんに会ってみることにし、旅行バックを手に訪ねることにした。ところが、藤井さんに会った瞬間、彼女は違和感を覚えた。藤井さんは口数が少なく、表情も険しく、何らかの秘密を抱えているように見えた。
しかし、ミドリは小説のネタになると思い込み、積極的に藤井さんと接触しようとする。しかし、藤井さんは彼女に警戒心を抱いている。藤井さんが抱える秘密とは何なのか、ミドリはますます興味を抱き、しつこく彼に付きまとうようになっていった。
そして、ついに藤井さんが倒れて病院に運ばれる事態になってしまう。そこで、ミドリは藤井さんの秘密を知ることになる。藤井さんは娘を持ち、離婚した過去があったのだ。娘とは絶縁状態で、ツキノワグマさんというお店で時間を潰しているだけだった。
ミドリは、藤井さんと接触する過程で、彼自身が新しい小説のネタになっていたことに気付く。彼女は新しい小説を書くことに決め、今度は自分自身がネタを渡す側になるのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：6
夢がある：8
怖さ：0
合計点：23
GWを写真4枚で振り返る|twitterトレンド
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