『ザクレイ』。それは人々が逃げ惑う恐ろしい存在だが、主人公・蒼空は違った。彼は夜の森でザクレイを見たことがある。それ以来、彼はザクレイに憧れ、ザクレイを探し求めて旅をしていた。ある日、蒼空は風変わりな町に足を踏み入れた。町には『猫と鳥』という不思議なお店があり、そこで蒼空は美しい少女・ツバキと出会った。ツバキは蒼空に手紙を手渡し、「ここにはザクレイがいる」と教えた。
蒼空は手紙を読み、猫と鳥の店に戻った。するとそこには、ザクレイをイメージした美しい絵画が飾られていた。しかしながら、それは実物ではなく、蒼空は失望した。
しかし、その夜、蒼空はツバキから電話がかかってきた。「今、猫と鳥の店に来て」と言われ、急いで向かった。するとそこには、猫の姿と鳥の姿をした生き物がいた。そして、蒼空は驚いたことに自分自身も、猫の耳と尻尾、鳥の翼を手に入れていた。
「これがザクレイ。このままで、永遠に自分として生きられる」
そう言われ、蒼空は自分自身を受け入れ、翼を広げて飛び立った。
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