「鳴子島の奇妙な事件」主人公の名前は、愛称で呼ばれる「チコちゃん」。彼女は生まれ故郷の鳴子島に帰ったところ、不思議な事件に巻き込まれる。
彼女が遊びに行った漁村で、自宅に戻った漁師のグエル君が行方不明になった。ただひとつの証拠として、家に残された筆記用具と小説ノート。グエル君は小説家を目指しており、誰にも読ませない作品が詰まったそのノートは、チコちゃんをもう一度「読書の楽しさ」に気づかせた。
しかし、ノートには深い秘密が隠されていた。グエル君が書いた小説は、ある一人の女性の人生を追う感動的な作品だったが、結末に関しては全く描かれていなかった。
チコちゃんとグエル君の親友たちは、意気投合してノートに描かれた実際の場所を調査。そこで、女性本人に会い、小説の真相が明らかになる。
チコちゃんは、グエル君が小説を書いた根底にある感情に触れ、新しい一面を発見する。そして、事件の真相を知った女性とともに、グエル君を探し続ける。
その結末は、まさかの展開に。この事件がきっかけで、チコちゃんは小説家としてのキャリアを歩み出すことになった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：1
悲しい：3
夢がある：9
怖さ：0
合計点：21
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