「エペ鯖」って何だろうと、興味本位でオンラインゲーム「エペリオン」にログインした主人公・雨宮太郎(あめみや たろう)は、たまたま遭遇した不思議なプレイヤー・赤井あかり(あかい あかり)と出会う。あかりは「エペ鯖」というバグによって、自分がプレイしているゲームワールドが現実世界とリンクしてしまっていることに気付いたというのだ。そしてあかりは、その事実を告げた他のプレイヤーたちによって攻撃され、ログアウトできなくなっていたのだった。太郎はあかりを助けるため、共に冒険を続けることに。そしてあかりの言うとおり、現実世界でもゲーム内で出会った場所やアイテムが存在していることを確認した。そんな中、ひょんなことからあかりと太郎の関係は発展していく。
しかし、あかりと共に突破したダンジョンのボスが打倒された瞬間に、ついに「エペ鯖」は復旧され、現実とゲームの世界は分断された。あかりと太郎は別れを惜しむが、その後もたびたび出会うことがあったとされる。
「エペ鯖落ち」からは想像もつかなかった、不思議な出会いと別れを描いたラブロマンスの物語だった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：3
夢がある：8
怖さ：0
合計点：20
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