【熱狂的な海辺のロマンス！】宮崎県の絶品うなぎ屋がランクインした海辺の街で巻き起こる恋愛模様！？人々を魅了する「海」の力に注目！

宮崎県の田舎町に住む主人公・小枝（さえ）は、地元でも有名なうなぎ屋「笑い鮨（わらいずし）」に勤めていた。しかし、先月から誰かが店の前で暴れるようになり、お客さんも減っていた。そんな中、宮崎県で人気のうなぎ屋ランキングが発表され、2位が「うなぎの入船」だと知った小枝は、同僚たちとともに、1位の店に行くことに。

「海紅（かいこう）」という店は、普通のうなぎ屋とはちがって、「うなぎの温泉蒸し」が名物であった。小枝たちが希望する時間は満席で、次の時間に予約しようとすると、不思議そうな店のママさんに「本当に良いの？あなたたち。「うなぎの温泉蒸し」を食べると、他の食べ物が美味しく感じなくなるよ」と言われ、その後も何度か止められたが、小枝は運命を感じ、「それでも食べたい」と頑張った。

「うなぎの温泉蒸し」を口にした瞬間、小枝の中で地球が止まった。それまで口にしていたうなぎは、一瞬で「笑い鮨」の味を上回り、手に取った飲み物もうますぎて、涙が止まらなかった。帰り道、小枝は、これからは「海紅」に通おうと決めた。そして数日後、店に行ってみると、ママさんに「あっちゃん（小枝のあだ名）、お前も食べ過ぎだよ。もうしばらくしたら、また笑い鮨でバイトするな」と言われ、小枝はまた「笑い鮨」で飛ぶような日々を過ごした。

■この小説のちくわ様自己採点：感動的：7 笑える：2 悲しい：0 夢がある：8 怖さ：0. 合計点：17