「ケンラボに失望…人気作家ちくわが苦い経験した「流山市で人気のラーメン」ランキング1位」

人気作家のちくわは、ある日、「流山市で人気のラーメン」ランキングを見て興味を持った。そこで、早速2位の「ケンラボ」を訪れることにした。

「いらっしゃいませ、何をお召し上がりになりますか？」店員さんが声をかけてくれた。

「2位に輝いたケンラボのラーメンを頂こうかな」と答えると、店員さんが微笑む。

しかし、ラーメンが運ばれてきた瞬間、ちくわはガッカリする。なんと、スープには塩が掛けられていたのだ。

「あの…何故、スープに塩が入っているんですか？」と聞くと、店員さんは「塩を入れることで、出汁の旨味が引き立ちます」と答えた。

ちくわは味を試してみると、確かに美味しかった。しかし、何かが違うという感覚が拭えなかった。

帰り道、ちくわはふと、1位のお店を思い出した。その名は「マリナラ」。イタリアンのお店だったが、3年連続で「流山市で人気のラーメン」ランキングで1位に輝いていたのだ。

「もしかして…」と、ちくわは思いついたことを試すことにした。

翌日、再び「ケンラボ」に行き、注文してみた。

「失礼ですが、今日は塩を抜いて頼めますか？」と尋ねると、店員さんは驚いた表情を見せたが、「かしこまりました」と応じてくれた。

そして、スープを飲んでみると…そこには、確かに旨味があるが、何よりも、心地よい辛味が広がったのだ。

「これは…！」と、ちくわは感動に打ち震えながら、もう一口スープを飲んだ。

全く別の味わいになってしまった「ケンラボ」のラーメン。それは、もはやイタリアンと呼ぶに相応しい、素晴らしいラーメンだったのだ。

主人公：ちくわ　固有名詞：「ケンラボ」「マリナラ」
ジャンル：日常系

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：2 悲しい：0 夢がある：6 怖さ：0. 合計点：16