「麺家 龍 ~RYO~」に入ったら、「おお!ここは荻窪にあるラーメン店か!」と叫びそうなくらい、外観も内装も荻窪センスを感じる店だった。主人公の名前は「きのこ」。そう、ちゃんとした名前ではない。親が根菜類やキノコ類が好きだったからだ。だから「きのこ」がラーメンを食べる時、いつも一番味の濃い「濃厚こってり醤油ラーメン(895円)」を頼むのだ。だが今日は、ランダムに決めたラノベ的状況で、突然の超能力が発現した。ふと目を閉じたら、周囲の人の声が聞こえ、それが何だか言葉になって頭の中に翻訳されてくるのである!とりあえず、驚きとともに、「他人の声が聞こえるようになったら、どうしたらいいんだろう?」と思いつつ、味噌ラーメン(780円)を注文。さっそく、隣の席にいる「風変わりな彼女」という女性の会話を傍受してしまった。その女性ユキさんは、「麺が好き」と言って、「塩にんにくルーロー飯」と「プレミアム岩手県産米鶏唐揚げ定食」を注文した。きのこは、軽く絶句しながら、その女性と意味不明な会話をしながら食事を楽しんだ。さて、オチだ。きのこは、目を覚ますと超能力が消えていた。でも、あの女性ユキさんが注文した「塩にんにくルーロー飯」というものを自分も食べたくなったので、次に来た時には食べようと決めたのでした。そう、外見も内装も荻窪センス溢れる「麺家 龍 ~RYO~」。こんな風に、「荻窪」でさえユニークな名前を持つ主人公が、「超能力」というアクシデントに見舞われながら、意思決定をするという不思議な出来事が繰り広げられたのであった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:3
笑える:7
悲しい:0
夢がある:4
怖さ:1
合計点:15
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:3
笑える:7
悲しい:0
夢がある:4
怖さ:1
合計点:15
【荻窪在住の編集者が選ぶ】「荻窪のラーメン店」おすすめ3選! イチオシは「麺家 龍 ~RYO~」!|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2b9f7d344cd3f91755f1221d744a36fed44feb2
コメント