『ボタンの日』主人公のカイくんは、毎年自分の誕生日には何も思い浮かばず、ただただ寝て過ごしていた。しかし、今日は24歳の誕生日。カイくんは縁起が良さそうなボタンを探すため、あちこちの古着屋を巡ることにした。
しかし、カイくんが気づいたことは、どの古着屋もボタンが見つからないことだった。途方に暮れていると、「赤い糸」という店の前を通り過ぎた。店名に魅力を感じたカイくんは、店に入ることに。
店内には「焼きカレー」「気まぐれ砂肝」など、変わったメニューが並んでいたが、何よりも目を引いたのは壁に飾られた鳥の絵だった。その絵には、数えきれないほどのボタンが使われており、カイくんはそれを見て感動した。
絵を描いたのは、店主でありアーティストのカノさんだった。カノさんはカイくんに短い人生にボタンを探すことに意味があると語ってくれた。そして、カイくんが店を出る前に、カノさんから素敵なボタンをプレゼントされた。
この誕生日は、通常のケーキがなく、カレーでお祝い。しかし、カイくんはこの日一日を通して、心に残る出来事があったことを嬉しく思った。
感動的：7 笑える：2 悲しい：0 夢がある：9 怖さ：0. 合計点：18
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