「京都チャーハン巡りの少女の新たな挑戦！謎めいたチャーハンを求めて！」

【タイトル】京都を食べ尽くした少女の探索

主人公・ちくわは食べることが大好きな、14歳の少女。京都にあるチャーハンの名店をすべて制覇することが夢で、先日2位にランクインした「華祥」にも行ってきたばかりだ。

ある日、ちくわはランチに行くと、メニューの中に「謎のチャーハン」という謎めいた名前があることに気づく。普通のチャーハンに比べて値段も高いことから、何か秘密があるのではと興味を抱いたちくわは、早速注文することに。

しばらく待つと、ちくわの前には見たこともない奇妙なチャーハンが出てきた。よく見ると、ごはんの中に微かに輝く緑色のものが入っていることに気づく。不思議に思いつつ、口に運ぶと、口の中に広がる不思議な味わいに感動する。

この味を追及するために、ちくわはその謎めいた緑色のものに辿り着くまで各地の材料屋を回ることに。やがて、一軒の店で見つけることができた。

それは、「華祥」。

ちくわは2位ということもあり、はじめは疑うこともなく「華祥」で求めた謎のモノを手に入れるが、帰宅して緑色のものを開けてみると、そこには今にも飛び出しそうな小さな人間がいた。

それは、華祥で出会った中年の男性が作り出した不思議な薬品の効果で、ちくわもその薬品を口にしていた（本人も知らず）。

華祥の中年男性は、自分もその薬品を使っていることを明かし、同じ悩みを抱える人たちを集めて、謎めいたものを食べた時の感覚を共有する会を開催することを提案する。

集まったのは、各界から集まった熱狂的なファンたち。中には、ちくわが好きな俳優やアーティストもいる。ちくわたちは、以前の探究心が変わって、おおはしゃぎで「謎めいたクラブ」を楽しんでいった。

この日を境に、ちくわは京都にはまっていた食べものの探究心を絶えず刺激し続けられることに気づき、『食物愛好』から『人間愛好』へと変化していくのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：5
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：0
合計点：23