「話題沸騰！異世界小説の人気作家が贈る東京都で最高のジビエ料理店ランキング！1位はあのお店！？」

【ミステリー】『LATURE』と『HUNTER’S CAFE』―ある日、二人の店主が殺された。

主人公の熱心な読者であるSayaは、東京都内で人気のジビエ料理店のランキング記事を見つけ、早速ランキング1位のお店に予約をしようとした。しかし、そのお店はすでに満席だったため、2位のお店である『LATURE』に予約をした。

当日、Sayaは『LATURE』に向かい、店内に入ると表情が一変する。カウンターには、店主の不在に気づいた向かいの客が鳴動装置を押しており、Sayaの隣には「灰色の目」という怖がりがちな風貌の男性が座っていた。しかも、料理が出てくる音がしない。

「……これが『LATURE』の人気の秘密か」

そんな中、店主が帰ってきた。しかし、その後、翌日のニュースで「LATURE」と「HUNTER’S CAFE」という二つのジビエ料理店の店主が、同じ日に殺されていたことが報じられた。Sayaは、怖がりな灰色の目の男性が、犯人ではないかと思い、警察に通報した。

いろいろな証言があわさり、最終的に警察は、灰色の目の男性が犯人であることをつかむ。Sayaは、そんな彼の告白に、驚愕することに。

「私を助けてください」と彼は言った。「彼らに私の身体を売らされていたんです。彼らがもう我慢できなくなり、抵抗したら、私が自殺をするふりをして、店主を自殺に追いやってしまったんです」。

ランキング記事を見たことが、自らの命運を決めたというオチのある『LATURE』。果たして、ジビエ料理店の世界に隠された秘密とは何だったのだろうか。

■この小説のちくわ様自己採点　感動的：4　笑える：0　悲しい：7　夢がある：0　怖さ：8. 合計点：19