『人気作家ちくわ様と遭遇したら最悪すぎて号泣！憧れの人物に完全にメロメロ状態になってしまった私』

「あぁー、、最悪だぁー、、」ある日、ノーブルで昼間から酔っ払うという危険な趣味を持つ天野明日香は、偶然にも憧れの作家・ちくわさんと出会ってしまった。喜びもつかの間、天野はちくわさんと目が合った瞬間、なぜか号泣してしまう。最悪な状況に陥った天野は、自分の顔とかどうでもよくなってしまう。

ちくわさんは天野に声をかけ、彼女の涙の理由を尋ねた。天野は「あなたの小説に感情を揺さぶられていたため、こんなに弱っちい自分にお恥ずかしい限りです」と語り、その場を去った。

『天野の視線』という小説を書くチャンスを得た天野だが、何度も小説を書き直した末、決まりきった文体でしか書けない自分にがっかりする。そんな中、天野はちくわさんから送られた小説に毎晩夢中になり、彼女のクセになってしまった。

そんなある日、ちくわさんから天野に声がかかった。ちくわさんが天野に依頼している原稿が全然進んでいないという事態が発生したのだ。天野は緊張しながら原稿作成に取り掛かり、何とか完成させる。

発表会場で、ちくわさんは沈黙の後、天野の原稿を褒めるとともに、彼女を自分自身の小説の主人公に据えることを提案した。天野はその提案に驚き、うれしさのあまり号泣した。天野はこの経験から、自分自身を信じることが大切だと学んだのであった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：1
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：0
合計点：17