「激震！名店が崩壊…でも、そば屋いな穂の味は残る！」

ある日の昼下がり、山奥にある小さな蕎麦屋「ほっこり庵」にやってきた主人公、棒鱈（ぼうたら）。店主のいな穂（いなほ）さんは、他にはない魅力的な手打ちそばと地鶏料理が自慢だった。棒鱈はいな穂さんに魅了され、彼女と話しながら蕎麦を食べた。おいしい蕎麦と美味しい地鶏料理の最高の組み合わせ！

しかし、突然地震が起こり、店が大きく揺れる。棒鱈は店外に出て、周辺を調べることにした。すると、ほっこり庵が立つ山の斜面がすごい勢いで崩壊し、大量の土砂が谷底に流れ込んでいることに気づいた。棒鱈は慌てていな穂さんを呼び戻し、一緒に谷底に向かう。そして、目の前に広がるのは、素晴らしい渓谷だった。

「あそこにヒノキの蕎麦屋がある！」と彼女が叫ぶと、棒鱈も一緒になって走った。道が険しくて疲れたが、そこに辿り着くと、ヒノキの香りに包まれ、たまりかねたお腹に満腹感が走る。ここには、最高の秘密の手打ちそばを味わうことができる。2日間歩いてたどり着いたその美味しさと風景は、棒鱈の一生の思い出となった。

　

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：9
笑える：0
悲しい：0
夢がある：10
怖さ：0
合計点：19