「恐怖の深夜漂流！彼氏の船命名提案に隠された恐るべき真実とは？」

「ミステリー 短編小説『ボートに名前は必要か』」

主人公の彼氏が船に夢中で「彼女との大切な思い出を作ろう！」と船に名前を付ける提案をしますが、彼女のほうは名前にはこだわらないタイプ。しかし、何か抵抗がある様子で、船旅をし始めてからも彼氏について行った彼女が、奇妙なことに気づくようになります。

彼女が寝静まる夜になると船のエンジン音だけが響く中、彼女は耳を澄ませた。さっきまでエンジン音が聞こえていたのに、急に静かになった気がしたからだ。察すると、水面も静かだった。船で寝るのは慣れていたけれど、わずかな変化に気づいた。

そして、朝方になって彼氏が出されたコーヒーを飲んだ彼女は、突然パニックに陥ります。「船に名前をつけないで欲しい」と懇願するのです。彼氏は驚きながらも、彼女が強く反対するのでついに聞き入れます。しかし、その夜も、彼女は同じ無音状態に直面する。全く音を立てることができなくなった彼女は、次に目にする悲惨な光景を目の当たりにするのでした。

「彼女」「勝野順子」「サイレント」をキーワードにした「ボートに名前は必要か」というタイトルからは想像できないラストが待っています。衝撃の真相は、一体どのようなものが隠されていたのでしょうか。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：[0] 笑える：[0] 悲しい：[0] 夢がある：[0] 怖さ：[10]. 合計点：[10]