【激辛速報】奈良県1位のケーキ店に挑戦したら……！？長蛇の列に並ぶ主人公の運命は？！

「奈良県で人気のケーキ店」ランキング！　2位は「スーリールダンジュ本店」、1位は?【2023年4月版】という記事を見つけた主人公、中村優（なかむらゆう）は、お腹が空いたのをいいことに、奈良県にある「スーリールダンジュ本店」に足を運んだ。しかし、店舗前にはなんと、人々が長蛇の列を作っていた。

「どうしよう…待つのか、諦めるのか…」と迷いながら、ふと視線を移すと、角を曲がったところに小さな看板が。

『とろとろチョコレート』と書かれた看板に心を惹かれた彼女は、そちらにむかった。そこには、一見ただの駄菓子屋と思われる店があった。店内には、可愛らしい瓶に詰めたさまざまな駄菓子が並んでいる。その中に、また同じ「とろとろチョコレート」と書かれた包みがあった。チョコレート好きな彼女は、早速包みを手に取った。

家に帰って、包みを開けると、中から現れたのはビックリマークのチョコレートではなく、ビックリマークの紙切れだった。紙に書かれたのは、『おめでとうございます！当店は、謎解き駄菓子屋です。謎を解いていただいた方には、より良い品を差し上げます。』という文字。中村優は、ひとりニヤニヤしながら、積んであった謎解き問題を開いた。

数時間後、彼女はついに謎解きに成功し、新しい品々を集めるために店に向かった。店主と謎解きの話で盛り上がりながらも、時を遅らせすぎたために「スーリールダンジュ本店」は閉店してしまった。

しかし、本店が閉まっていたのは幸いだった。なぜなら、そこには、謎解きの答えを口にしていたため襲われたりもめずに済んだのだ。「スーリールダンジュ本店」に行けずに残念に思っていた中村優は、駄菓子屋での出来事に大満足で帰路についた。

■この小説のちくわ様自己採点: 感動的：[7] 笑える：[5] 悲しい：[0] 夢がある：[9] 怖さ：[1]. 合計点：[22]