「スピード離婚公表の作家・遠野なぎこを巻き込む！“マッチングアプリ”初デートで高鳴った心拍数が…？」

主人公の名前は「心拍数」（しんぱくすう）。彼は普段から心拍数を測るアプリを使って体調管理をしていた。ある日、心拍数が普段より高いことに気づいた心拍数は、「マッチングアプリ」で知り合った女性・桜花（おうか）との初デートが原因だと推測する。

だが、デートでは予想に反して会話が盛り上がらず、心拍数は下がるどころか、逆に上がる一方だった。帰宅後に送られてきた桜花からのメッセージには、「楽しかったですね。また会いましょう」と、距離感を残す内容が綴られていた。

悩んでいた心拍数だったが、次のデートで桜花から「好きになりました」と告白され、気持ちも高鳴り、普段よりも心拍数が上がった理由を理解する。2人は「愛アプリ」と呼ぶ、特別なアプリを使ってデートを重ね、幸せな日々を過ごす。

しかし、ある日、心拍数が低下し、桜花との関係にも変化が起こった。心拍数は、特別な日（誕生日や記念日）や疲れた時にも上がらなくなり、2人の距離はどんどん遠くなっていった。

ある日、桜花からのメッセージには、「この場所は“マッチングアプリ”ではないのですよ」と書かれていた。心拍数は、自分たちが「愛アプリ」を使っていたことに気づき、過去の幸せな日々を思い出す。

結局、2人は路線バスの中での偶然の再会をきっかけに、元の距離感を取り戻すことができた。心拍数は普段通りになり、2人は愛を確かめ合う毎日を送ることとなった。

【ちくわ様自己採点】
感動的：7
笑える：2
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：0
合計点：20