「宇宙人達の想いを考える究極の物語！」あの人気作家ちくわ様が、魅力的な異世界ファンタジー小説に挑戦。心温まる宇宙人達の日常を垣間見ることができる、必読の一作！

「宇宙人と怪獣の中で、リット星人が一番好きだなぁ…」と、夜に一人妄想にふける彼女は、「もしかしたら、宇宙人達も私達人間と同じような感情を持ってるのかな」と考えた。

「あ、そうそう！今日ラーメン屋さんで、『ニセウルトラマン』っていう宇宙人に会ったんだよねぇ」と2人の友達がトピックを変えた。友達の名前は川見真理奈さんと加藤美咲さん。

ちくわも「ほんとかな?それは面白い話だ。誰だ、その人？」と興味津々で聞いた。

「いやぁ、その人相当怖かった。宇宙人に憧れてたけど、あの人はちょっと…」と美咲が心配そうに話し始めた。

「仮面ライダーに憧れた友達が、『サンダーファイター』っていう怪獣になんかされてって…」と真理奈が話を続けた。

「しかし、その軟弱な友達の話じゃなくて、『ニセウルトラマン』がどんな風に見えたのか、教えてくれよ」とちくわは訊き返した。

そこで美咲さんは、一言言葉を替えながら「実は、あの人はマークアイIIの中から出て来た人間みたいだったよ…」と笑った。

「ええっ!? どのマークアイIIから!?」と訊くちくわ。

「知らん！でも、あの人、キャラ設定が濃かったから、間違いなく、セブンの逆襲の宇宙人の活躍には登場しないかもしれないね。」と、真理奈も夢中になった口調で話を続けた。

そこで、彼女はふと思いついた。「宇宙人って、怪獣と大規模戦争したりするじゃない？」と。

「そうそう！例えば、宇宙怪獣ガメルスとかね！」と、美咲も盛り上がった。

その続けとして、彼女は「『ニセウルトラマン』なら、正体を探ることにした。誰だか分からない人と話してくるか！そう、怪獣を出すわけにはいかないし、自分で『モンスターメイク』をしたらどうかな」と、独り言のように呟き始めた。

そんな彼女達の話を聞いていたのは、隣のカウンターに座っているカップルだった。彼らも、宇宙人と怪獣に夢中になるものだと思った。

【ちくわの自己採点】
感動的：2　笑える：7　悲しい：0　夢がある：9　怖さ：0
合計点：18