主人公の名前は桜井美紀(さくらい みき)。彼女はマリーゴールドという花が大好きで、自分のお店で栽培していた。しかし、ある日、美崎がマリーゴールドを育てていた場所の前を通りかかった男性に、全ての花を踏みつけられてしまった。美崎は激怒し、男性を追いかけることにした。男性の名前はナスカ(なすか)。彼は別に悪意があったわけではなく、カメラを持って風景を撮影していた。美崎は彼が踏みつけたマリーゴールドのことを問い詰めたが、ナスカは彼女が気にしているのを知り、代わりにマリーゴールドの種を手に入れてプレゼントしてくれた。
美崎はナスカから受け取ったマリーゴールドの種を育て始め、自分のお店で収穫できたマリーゴールドを使って、ナスカにお礼を言うために手紙を書いた。手紙には名前の代わりに、美崎がナスカにつけた「カメラマン」という愛称を使っていた。
しかし、手紙をバイト先の女子社員に見せたところ、追跡してくると思った美崎は、自分がカメラマンだと言い切ってしまった。そのうちに、ナスカから返信が来た。「カメラマンさんへ」という手紙で、ナスカは美崎が自分が踏みつけたマリーゴールドの主人公だと知っていること、そして美崎に会いたいということを書いていた。
美崎はナスカに会うことに決めた。会ってみると、ナスカは美崎がカメラマンだということに惹かれたようで、交際することになった。二人はマリーゴールドに囲まれた幸せな時間を過ごすようになった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：4
笑える：2
悲しい：1
夢がある：7
怖さ：0
合計点：14
マリーゴールド|twitterトレンド
コメント