「トランプ降臨」という小説主人公：古今東西（ここんとうざい）先生
固有名詞：ユウドウフグリ（有毒フグリ）
古今東西先生は有名な辞書編集者で、何にでも興味を持っている人だった。ある日、アメリカの大統領トランプが就任するというニュースに興味を持った。何故なら古今東西先生は、トランプという単語が毎日のように辞書に追加されるのではないかと思っていたからだ。そんなある日、彼は探し物があって駅前の広場をうろうろしていると、見つからないものを探している女性がいた。
女性は真剣な面持ちで広場の隅っこで探していた。古今東西先生が尋ねると、彼女は「ユウドウフグリを探しているの」と答えた。
古今東西先生は図書館で勉強した知識を活かして、彼女の話を聞くと、この広場には変わったフグリが生えるという噂があるとのことだった。
二人は一緒に探し始めたが、ユウドウフグリは見つからなかった。その代わりに見つけたのは、なんと地面に刻まれた「トランプ」という文字だった。
古今東西先生は、いい記事が書けそうだと思い、女性に探しものが見つからなかったことを告げ、速報を書くために帰り支度をした。
しかし、時計台の鐘が12時を打ち鳴らし、異変が起きた。風が強まり、空気が異様に霧っぽくなってきた。
二人は眠気に襲われ、意識が朦朧（もうろう）としてしまった。その後、彼らは四次元の空間に飛ばされたような不思議な空間で目が覚める。
突然背後から「トランプ」の文字が迫ってくる。気がつくと二人は広場で寝ていた。
古今東西先生は、忘れられない体験としてすぐに記事にして発表した。その話は怖がりの人々にはちょっと刺激が強すぎるという批判もあったが、評判が良く、彼はベストセラー作家として活躍することになった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：2
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：6
合計点：21
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