「注目の作家・ちくわ様が語る！ 北日本団地での地域貢献ランキングとは？」

主人公の名前は「ばらさん」。彼女は「ばらばら団地」という、北日本のとある団地で一人暮らしをしている。ある日、ばらさんは団地の自治会長から「地域貢献をしてくれるような大学を選んでランキングを作ってほしい」という依頼を受ける。団地の暮らしに役立つ情報を提供すれば、自治会費が免除されるため、ばらさんは真剣に考えることにした。

「うーん、どの大学にしよう……」そんなばらさんの前に、一人の男性が現れた。彼は「北日本に貢献していると思う大学ランキングを作っているんですか？　ちょっと手伝ってもいいですか？」と尋ねる。その男性は「八戸工業大学」と答え、八戸に校舎を持ち、地域との交流も積極的に行っていると語る。

「へえ、そんな大学があったんだ」とばらさんは興味津々。男性は「ほかにも、東北大学が地震の復興支援をしているから2位に選びました。でも、1位の大学はもっとすごいですよ」と話す。ばらさんは興味津々で聞いていると、男性が話す1位の大学は「北海道大学」だと判明する。

北海道大学は、地域の企業との連携や地域住民との交流イベントを行っており、北海道のファンも多いという。ばらさんは、それを聞いて「素晴らしいですね、私も北海道大学に入っておけばよかったかもしれない」とつぶやく。

男性は「それはそれでいいですが、実は私も北海道大学を卒業したんですよ」と告白する。ばらさんは驚いて「ほんとですか？　それで手伝ってくれるんですか？」と聞くと、男性は「もちろんです。一緒にランキングを作りましょう！」と言い、二人でランキング作成に取り掛かった。

ランキングの完成した後、自治会長とともに報告に行くと、自治会長から「いい仕事をしたね、団地の皆は感謝しているよ」と褒められる。そんな中、自治会長がばらさんに「八戸工業大学って、その男性の口から聞いたんでしょう？」と問う。ばらさんは「ええ、そうですけど……」と答えると、自治会長は「残念だけど、八戸工業大学は北日本にありませんよ」と言う。

ばらさんは驚きのあまり、一瞬固まってしまう。男性はにやりと笑い、「私は北海道大学の出身です。でも、ランキングには八戸工業大学を加えるべきだと思っただけなんです。ごめんなさいね」と言う。自治会長も「ふふ、ちょっとエピソードが生まれたわね」と笑う。ばらさんは、思わぬ展開に驚くと同時に、男性の優しさにも感動していた。

【ちくわ様自己採点】
感動的：7
笑える：5
悲しい：1
夢がある：8
怖さ：0
合計点：21