小説家になりたい男子救済!「仙台育英」作家ちくわ様が贈るラブロマ『くまぽんとみづき』

主人公の名前は「みづき」。彼女は仙台育英の学生で文芸部所属の才女であった。ある日、みづきは部の同期である「くまぽん」という名の男子から、小説を書いて欲しいと頼まれた。くまぽんは、クラスのアイドルで人気者だが、文章力に乏しく、プロポーズの手紙すら書けないらしい。みづきは、くまぽんのために小説を書くことにした。

ラブロマンスを書きたいと思ったみづきは、ヒロインの名前を「梓」に決め、彼女とくまぽんの出会いと、急展開の恋愛を描いた。しかし、くまぽんはそのあまりにも理想的なキャラクターのヒロインに嫉妬し、みづきに「他の男も登場させないで欲しい」と懇願してきた。

みづきは、くまぽんのプライドを傷つけずに、他の男性キャラクターを登場させる方法を考え出した。時代劇の設定を利用して、梓が殺された恋人の復讐をするため、青年剣士「ゆう」という新たな登場人物を生み出した。くまぽんも「ゆう」のクールでかっこいいキャラクターに興味津々で、みづきの小説に夢中になった。

ところが、物語は思わぬ方向に向かっていた。ヒロインの目的であった復讐を達成した「ゆう」は、梓に迫ることになる。梓は自分に接近してくる「ゆう」に戸惑い、さまざまな心境の変化を経る。結局「ゆう」と梓はお互いに惹かれ合うものの、くまぽんを傷つけることになることを恐れ、遠ざかることを選んだ。

くまぽんは、みづきの小説からその意外性と深いストーリー展開に感動し、自分の欲しかった言葉を見つけたようだった。そして、くまぽんはプロポーズの手紙を書き上げ、自信たっぷりで提出した。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:6
夢がある:9
怖さ:0
合計点:25

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