「モモコちゃん、どうしても一緒に遊びたいんだよね」と言う友達、ジュンくん。モモコちゃんはいつもコタくんと一緒だから、友達とは遊ばないことが多かった。でも、その日は少し違った。「じゃあ、コタも誘っちゃおうか」とモモコちゃんは言う。ジュンくんはうなずいて、三人で遊ぶことにした。
それから、三人は毎週のように遊ぶようになった。コタくんは本当に楽しそうだった。彼女ができたとか、仕事がうまくいったとか、いつもそれについて話してくれた。でも、ある日突然、コタくんから話がなくなってしまった。
モモコちゃんとジュンくんは心配になり、彼の家に行ってみたけど、誰も出てこなかった。不思議なことに、家の前には赤い旗が立っていた。赤い旗は「!@#」と書かれていた。それは三人にとって意味がわからず、ただただ困惑した。
それから何日か経って、コタくんが駅前の売店で働いていることを知った三人。また彼と遊べると思って喜んでいたけど、コタくんは変わってしまっていた。自分のことしか話さなくなった。自分の詩を売っていると自分で言い、そこから話が脱線。
いつしか、コタくんとの時間が面倒で嫌なことになってしまった。自分勝手で、他人を尊重しない人になってしまったコタくんに対して、三人は悲しい気持ちになった。
『コタくん』を通して伝えたかったのは、人は辛いことがあっても人と繋がりを失わないように努力することが大切だということだ。と、ちくわという名の作家は一言言っている。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8 笑える：1 悲しい：7 夢がある：2 怖さ：0. 合計点：18
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