「突然現れた猫！私のアパートに入り浸り！？どうしたらいいの！？」

「ミケ（日本猫）が2位ってことは、1位は外国の猫かな？」 主人公の名前は夏目（なつめ）。彼女は猫好きで、このランキングが出たときにはすぐにチェックしていた。でも、夏目にはネコを飼う予定はなかった。彼女のアパートはワンルームで、ペットを飼うことができなかったからだ。

そんなある日、夏目は夕方にアパートを出て、帰ろうとした。すると、下駄箱になにやら物音がする。夏目は怖くなって、ドアを開けてみた。そこには美しい茶トラ猫がいた。夏目は猫と目が合うと、意外にも怖くなくなってしまった。

その猫は、夏目の部屋に入り込んできたようだった。夏目は、その猫をどこかに返さなければと思ったが、一目惚れしてしまった。そこで変わった名前をつけることにした。彼女は、その猫を「バニ訳者」と名付けた。バニ訳者は、言わば翻訳家のような役割を持っていた。

夏目とバニ訳者は、毎晩一緒に過ごすようになった。夏目は、バニ訳者が自分の言葉を理解してくれているような気がした。そして、ある日、バニ訳者は寝床に座る夏目の手の上で寝息を立てていた。それを見た夏目は、突然自分の気持ちに気付いた。彼女は、バニ訳者に言った。「バニ訳者、私、あなたに恋をしたのかもしれない」。

バニ訳者は、夏目にぴゅーっと足を立てるようにして返答をしてくれた。それを見た夏目は、ほんの少し笑ってしまった。

この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：4 悲しい：1 夢がある：8 怖さ：0. 合計点：20