「羽生くんがディズニープラスに登場!異世界ロマンス小説『ディズニープラスで羽生くん』に感動した大学生が熱狂!」

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ディズニープラス。それは、芸術とエンターテインメントが融合した世界。それには、さまざまな作品が用意されている。

ある日、その中に羽生くんの姿があった。ジャンプ魂がたっぷり詰まった彼の姿が、まるで自分がアナ雪のエルサのように、トップスターになったかのように見える。

主人公の名は、今井キララ。大学生でありながら、小説家も目指している。そんな彼女は、学校のコンペで羽生くんと同じ賞を受賞する。しかも、その賞はディズニープラスの誘致賞だった。

「えっ、これって、羽生くんと会えるってこと?!」

喜び勇んで、キララはネットで検索をする。すると、そこには、羽生くんが誘致賞の授賞式に出演するというニュースが載っていた。

「で、この服装は?!」

キララが見たのは、羽生くんが出演する授賞式の予告編だった。そこには、普段見ることができない羽生くんの姿があった。なんと、彼は『昭和漫画』から着想を得た、和風の服装を纏っていたのだ。

授賞式当日。キララは、完成した小説を手に、ドキドキしながら賞に出席する。そこには、羽生くんの姿もあった。彼の顔は、テレビで見るようなキリッとした表情ではなく、堅苦しい表情でもなく、少し緊張したような柔らかな表情だった。

「さて、授賞式の最後には、本日ご出席いただいた羽生選手にもご挨拶いただきます」

司会者がそう言うと、羽生くんが立ち上がり、ステージに向かった。

「こんにちは、羽生選手です。」

羽生くんというところが、少し大きめなサングラスの奥に隠れていた。そして、何やら不思議なものが手に握られている。

「この前、オリンピックで金メダルを取りましたが、今度は、芸術賞を受賞することができて、とても嬉しいです。ちなみに、この賞は、私の大好きなアニメーション作品に敬意を表して、『エルサ賞』と名付けたそうです。」

言葉をかけられ、キララは感極まって涙を流す。

そして、授賞式が終わり、羽生くんも席を立とうとする。

「あの、羽生選手…。これ、小説の原稿なんですけど、読んでいただいて、感想を聞いてもいいですか?」

キララは、企業のご担当者に氏名を教えてもらった後、小説を手渡した。

「な、何ですかこれ?!」

笑顔で受け取った羽生くんが、口元を歪めたのは、小説のタイトルだった。

『滑れずに小さくなる男の物語』

「読んでいただけますか?」

「どうしよう、ちょっと怖いタイトルだなあ」

羽生くんの口元がぶれた。そして、ベストスマイルで言葉を残した。

「では、読ませていただきます。」

キララは、床に膝を突きながら、羽生くんを見送った。

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■この小説のちくわ自己採点
感動的:6
笑える:3
悲しい:1
夢がある:9
怖さ:2
合計点:21

ディズニープラスで羽生くん|twitterトレンド

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