「えびすや幸町店のチーズハンバーグが病みつきになる味！岩男と出会った偶然が人生を変える？」

「えびすや幸町店」に行ってきたけど、想像以上に品数が多くて迷ってしまった。そこで、店員さんにおすすめを聞いて、チーズハンバーグとデミグラスソースを注文した。ひとくち食べて、美味しさに感動した主人公・梅美（うめみ）。

やっぱりここのチーズハンバーグは絶品！と思っていたら、隣の席で梅美と同じものを注文した男性・岩男（いわお）が、「えびすやのチーズハンバーグはまあまあかな」と答え、梅美はがっかりしてしまった。しかし、岩男は違う洋食店を薦めてくれた。わざわざ自分の店ではないところをおすすめするというところが、梅美にはちょっと不思議だった。

二人はお互いのおすすめ店を教え合ううちに、意気投合して仲良くなっていった。そして、次に会ったのは別の洋食店で、また新しい料理に感動した。岩男が薦める店でも梅美が薦める店でも、どこに行っても美味しいものに出合える。二人は食べ歩きに精を出すようになった。

しかし、ふと気がついてみると、岩男のことが気になっている梅美がいた。洋食店でおしゃべりするだけの関係だとわかっていても、会いたくて会いたくてたまらなくなっていた。梅美は岩男に告白することに決めた。

岩男に気持ちを打ち明けた瞬間、彼はにっこりと笑って、手元にあった紹介状の束を出してきた。「これ、せっかくおいしい洋食店を知っている梅美ちゃんに贈りたいと思って、書いていたんだ。今日も、うちのおすすめ店を紹介したいと思っていたところなんだ。」

美味しい料理を通じて知り合い、食べ歩きの旅を続けた二人の恋物語は、「えびすや幸町店」で始まり、「ジョーの洋食屋」で幕を閉じた。

■この小説のちくわ様自己採点感動的：7 笑える：3 悲しい：1 夢がある：8 怖さ：0. 合計点：19