主人公の名は藤原秋子(ふじわらあきこ)。彼女は物書きとしての才能に恵まれていたが、いつも掲載誌の選考に落ちてしまう憂鬱な日々を送っていた。そんなある日、藤原秋子は突然、月刊ライトノベル大賞から受賞の連絡を受ける。しかしその掲載誌は、普通ではなかった。タイトルには「神」と書かれ、読者も作家も神秘的な雰囲気に包まれていた。そして、さらに驚くことに、『神目覚める夜』の主人公である「ミナ」と、藤原秋子が書いた小説の主人公「ミナコ」の二人が重なり合うような出来事が起こり、彼女の人生が大きく変わってしまう。
この物語は、藤原秋子が自分の小説の主人公と同じ目に遭い、現実と架空の境目が曖昧になっていく様を描いたミステリー小説である。藤原秋子が題材とした“神”とは、彼女自身の内面にあるものであった。そして、それがミナコという名前に結び付いたのは、偶然ではなく彼女自身が生み出したものであった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:3
夢がある:7
怖さ:4
合計点:24
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