「報道ステーション」から連想される日本語の短編小説
主人公の名前は、茜(あかね)。彼女は、民放テレビ局「スターテレビ」の若手アナウンサーだ。ある日、彼女は報道部に招集され、ある事件を担当することになった。
その事件とは、ある公立学校で相次いで起こった児童虐待の報道だ。しかし、不思議なことに被害児童たちは、いずれも不自然に「笑っていた」のだという。
茜は、現場取材で児童たちの様子を見に行くが、そこで彼女自身も不思議な体験をすることになる。児童たちをのぞき込むと、彼らが見ている映像が脳裏に浮かび上がるのだ。その映像とは、報道部員が持ち込んだ映像とは全く違うものだった。
茜は、自分が今目の前で見ている映像をスターテレビが独占入手し、報道部員たちが操作したと考え、内側から渦巻く不信感に苦しむ。
そして、調べを進めるうちに、スターテレビの社長の思惑が明らかになっていく……。
意外なオチは、スターテレビが実は裏で犯罪組織と関わっているということだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:5
笑える:0
悲しい:5
夢がある:0
怖さ:5
合計点:15
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