「ふかふかおなか」という言葉にぴったりの猫「もふ」が登場する。もふは、ある日、主人公である「ゆう」が飼い主のように、自分のふかふかおなかに顔をうずめ、「スゥ~」と満足そうな表情を浮かべるのを見ていた。
「うわっ、もふのお腹気持ちいい!」
すると、もふはゆうに寛大な対応を見せた。毛並みを撫でられながらも、何事もなかったかのようにゆっくり眠っていた。
「ねえ、もふが寛大なのはなんでだろう?私だったら『さっさとお腹なでてくんないと寝れないわよ!』とか怒っちゃうと思うんだけど」
そんなゆうの問いに、もふはたった一言、ようやくその理由を語りだした。
「じつはね、このお腹は私の秘密を守るためのものなの。人間が私の秘密を知ってしまうと、もふたちは危険にさらされるんだよ」
「へえ、そんなことあるんだ。でも、私はもふの秘密を教えたくないから、これからもお腹に顔をうずめさせてね」
「うん、いいよ。でも、もしもうちに怪しい人が現れたら……」
「え? 大丈夫、ゆうが守るから。一緒に戦おう!」
そんな会話を交わしたある日、もふの秘密がついに明らかになる。それは、もふが実は宇宙人であることだった。
「なんだってー!?」
それを聞いたゆうは、驚きと同時にもふのかわいさにさらに魅了された。そして、もふはその時のゆうの反応を見て、自分もまたゆうのことが大好きだと気づいたのであった。
【ラブロマンス】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:4 笑える:6 悲しい:2 夢がある:8 怖さ:0
合計点:20
飼い主が愛猫のふかふかおなかに顔をうずめて「スゥ~」…… 猫の寛大な対応に「うらやましい!」「猫吸い依存症ですね」の声|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f43ca67d0b9e60f1a0c7ff2b39432afcd0648d4c
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