「風神の呼び声」
主人公・千鳥は、天気予報を見るのが日課の天気オタクであった。ある日、彼女がその日の予報を見ると、必ずと言っていいほど「風神の呼び声」が聞こえてきた。
何度も続いた「風神の呼び声」に、千鳥は気になり始めた。そして、その声が聞こえてきた日には何かが起こるという不思議な感覚に襲われた。
ある日、千鳥は「風神の呼び声」に導かれ、川のほとりで怪しい男性に出くわした。男性は、風を操る能力を持った不思議な力を持っていた。
男性は、自分こそが「風神」であり、風を操るとともに、世界の大災害を防ぐ存在だと語った。そして、この力を持って生まれた人間は、自分達の宿命を受け入れ、世界を守るために生きなければならないのだと。
千鳥も、自分には風を操る力があることに気づき、風神の弟子として修業を開始することになった。
そんなある日、千鳥は自分こそが「風神」の正体だと気づく。それは、彼女が幼いころに遭った大災害を自分の力で救ったことによるものだった。
力を持って生まれた者が、宿命を受け入れながら世界を守ること。それが「風神の呼び声」の意味だったのだ。
【合計字数】:601
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:7
笑える:1
悲しい:3
夢がある:9
怖さ:1
合計点:21
世界気象デー|twitterトレンド
コメント