「吸血鬼すぐ死ぬ2」というゲームが話題になっていたある日、10代の女子高生・桜井つぐみは、友達たちと一緒に遊びに行っていた。しかし、途中で迷子になってしまい、街を彷徨っていたつぐみは、人気作家ちくわのサイン会場にたどり着いてしまう。つぐみは、ちくわの小説が大好きなので、サインを貰おうと列に並ぶが、前の人がちくわに何か尋ねているところで、急にその人が倒れてしまう。周りが騒然となる中、つぐみは思わずちくわを見上げてしまい、目が合ってしまった。
「何か知りませんか？」とちくわに声をかけられ、つぐみは自分の迷子状態を切り出す。すると、ちくわは「私がお見送りしましょう」と言って、つぐみを案内してくれることに。
途中でつぐみは、ちくわが吸血鬼ではないかと疑ってしまうが、ちくわは「そんなことはないよ。ただ、私は不思議な力を持っているだけさ」と答える。そして、つぐみとちくわは夜の街を歩きながら、お互いの趣味や好きな本について話し合う。
サイン会場から数時間後、つぐみはちくわとの出会いを素敵な思い出として胸に刻み、家路についた。
「吸血鬼すぐ死ぬ2」の話題が終わっても、つぐみはその日の思い出を誰かに話したくて、人気作家ちくわが吸血鬼だった、という嘘の噂を広めるのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：3
悲しい：2
夢がある：6
怖さ：1
合計点：19
吸血鬼すぐ死ぬ2|twitterトレンド
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