「オトガク」(音楽学習)が好きな43歳のOL、堀江琴子。彼女は楽器店に勤める傍ら、週末にはアマチュアバンドでドラムを叩く日々を送っていた。
ある日、琴子が通っている音楽学校での演奏発表会が近づいていた。彼女たちのバンドは演奏するための曲目を選ぶことになったが、意見がまとまらない。そんなとき、1人の生徒が「私たちはもっとビッグバンド風の曲を演奏すべき」と提案した。
その生徒は、名前を「チャチャ」(本名:茶々子)といい、不可思議な風貌をしていた。彼女は、日々高校生バンドの練習に明け暮れており、その熱量はすさまじかった。
琴子たちは、チャチャの提案を採用し、ビッグバンド風の曲を練習し始めた。ところが、演奏会の前日になってチャチャが姿を消してしまった。
必死に探した琴子たちは、なんとチャチャが別の音楽学校で、バンドのリハーサルに参加している現場に遭遇してしまった。なんと、チャチャはここ数年、様々な学校で変装をしながらバンドの練習に参加し、音楽のエッセンスを摂取していたのだ。
チャチャが提供した曲は、彼女が摂取した音楽の集積で作り出されたハイブリッドなものであった。琴子たちは、その奇想天外な曲に魅了され、大成功の演奏会を迎えることができた。
ちょっと変わり者のチャチャには、琴子たちが持たない音楽の感覚があった。彼女の音楽に触れたことで、琴子たちは新しい音楽の世界を知ることができた。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:7 笑える:4 悲しい:2 夢がある:9 怖さ:0. 合計点:22
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