突然の緊急出動があったため、広島県にある人気の和食店を探すことに。主人公・萩中が調べたところ、2位に「味処日之出」「日本料理 つるま」がランクインしていることがわかった。しかしその1位は…!
萩中は店の口コミを調べる中で、ひとつの名前に注目した。「うどん松竹梅」。どんな名前だろうと思いつつも、その名が気になってしまい、萩中はその店を選ぶことに。
二宮という女性と待ち合わせをして店に入ると、店内は意外にも和風テイストではなく、洋風のインテリアが施されていた。メニューを開いてみると、本当にうどん以外のものがなかった。しかも、うどんには独特の名前がつけられていた。「役者肌のうどん」「ベストパートナーのうどん」等々、その名前にはそれぞれ意味が込められており、二人は興味津々で注文した。
食事が始まると、味もその名前と共に、役者のように表情豊かに変化する、まるで演技を見ているかのようだった。気がつくと二人は、口々にその味を褒める言葉を連発していた。萩中はうどんに込められた想いを感じ、また、店の雰囲気やユニークさにも魅了されていた。
愉快な一日は終わりを迎え、見知らぬ女性との出会いに萩中は感謝の言葉を述べ、背中を向けた。そのとき、二宮からのひとことが響いてきた。
「あなたはうどん好きなんですね。次は「うどん太郎」ってお店に行ってみましょうよ。また会えるかもしれませんよ」
詳しくない彼女の言葉に、萩中は少し不安になりつつ、心の中で「うどん太郎」をリストに入れることにした。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:4
悲しい:0
夢がある:8
怖さ:0
合計点:18
「広島県で人気の和食」ランキング! 2位は「味処日之出」「日本料理 つるま」、1位は?【2023年3月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/57b900bc2593bbe6540c29dc2850a58ea822ce3e
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