「悪魔のメモ帳」という小説で有名なちくわと申します。今回は、ある日本人との出会いから始まるラブロマンスをお届けいたします。
主人公の名前は森田律子。彼女は都内で一人暮らしをしていて、平凡な毎日を送っています。ある日、新聞に載っていた「日本の相手」という記事に目を留めます。その記事には、英語を話せる日本人の相手をする仕事の募集が載っていました。律子は英語が得意なので、応募してみることにしました。
仕事が始まったある日、律子は相手の日本人と初めて顔を合わせます。相手の名前は鈴木風太郎。英語も堪能で、会話が弾む律子。風太郎には何か不思議な雰囲気がありました。それから、二人は毎週のように会うようになって、徐々に距離が縮まっていきます。
ある日、律子は風太郎から「いいか、俺、実は…」と話を切り出されます。風太郎は実は時代劇好きで、趣味は時代劇の脚本を書くことだと告白します。さらに、その脚本の中に、主人公として律子を登場させていたのです。激しく動揺する律子。しかし、風太郎の熱意と真剣さに触れ、律子は脚本を手伝うことになります。
役柄のうち、律子は縁起が悪い「悪女役」を演じることになりました。律子は「風太郎のために特別に演じている」と思い、自然体で演じることにします。
初めのうちは不慣れでしたが、律子は徐々に悪女の役にハマっていく自分がいます。そして、ついに脚本が完成し、風太郎と一緒に劇を上演することになります。初めは緊張していましたが、律子は最後まで自分らしく演じきり、大成功に終わりました。
そんな律子を見て、風太郎は思わずキスをしてしまいます。そこで律子は、自分と風太郎との距離が、すでに恋愛感情になっていたことを自覚するのでした。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：2 悲しい：2 夢がある：8 怖さ：0. 合計点：19
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