50代の男性・山下悟は、毎晩NHKニュースを観るのが日課だった。とくに見たい局があるわけではないが、なんとなく東京放送局のニュースが好きだった。理由はよくわからないが、中でも「鈴木奈穂子」のニュースを観聴するといい気分になるのだ。
そんなある日、山下悟は「もう1人、東京放送局の女性アナウンサーの起用を望みます」というアンケートに遭遇した。山下悟は「こんなチャンスは滅多にない」と思い、自ら回答に筆を振った。
「東京放送局、もう1人の女性アナウンサー、そうだ、『もんじゅ』こと、渋谷蒙古子を起用してくれ!」と山下悟は思わず叫んでしまった。
渋谷蒙古子というのは親とともにモンゴルに住み、日本語は話せないまま日本に留学してきた女性だ。しかし、彼女は日本語を一週間でマスターし、また数学の才能も開花した。
山下悟は彼女が語るニュースを、日本語の世界でもっと多くの人が聞いたらいいと思っていたのだ。そこで、もし渋谷蒙古子が放送局に起用されたなら、自分は全力で彼女を応援しようと決意した。
【感情分析】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:[8] 笑える:[3] 悲しい:[0] 夢がある:[9] 怖さ:[0]. 合計点:[20]
【50代の男性が選ぶ】もっと起用してほしい「NHK東京放送局の女性アナウンサー」ランキング! 2位は「鈴木奈穂子」、1位は?|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/37abc8411d968d07e5fd8b663a013848b90d1400
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